10
1
2
3
5
6
7
8
9
10
12
13
14
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

天高く~兼題「天の川」


今週のNHK俳句の兼題は、「天の川」。

ひところの残暑は、すっかり影を潜めたものの、秋雨前線の影響からか、雲の拡がり易い湿度の高い日がつづいている。
それでも今朝は久しぶりに秋の空が拡がり、昨日の雨で勢いを戻した草木には、まだ少し厳しい日射しが降り注いでいる。

秋分が近づくにつれ、朝の明けるのも随分遅くなっている。
先日、久しぶりに蓮池にその姿を映して昇る朝日を捉えた。
s-480IMG_2464.jpg
蓮池にその姿を映すのは、春と秋のそれぞれひと月程の期間なのだが、秋のこの時期は、秋雨との関係で雲が拡がり易く、なかなかその姿を捉えづらい。この日も、薄く靄のかかった空で、昇る朝日が沈む夕陽のように見えていた。

さて、兼題の「天の川」である。

「天の川」というと、どうしても「七夕」をイメージしてしまい、夏の夜空が浮かんでしまうが、季語では秋の季語になるのだという。
芭蕉の有名な句に、「荒海や佐渡に横たふ天の川」(おくのほそ道)がある。
石寒太編歳時記によると、俳諧の時代から、「七夕」と「天の川」は、別の季語として詠まれるようになったのだという。

清流の流れし果てに天の川 .....akira

白骨の湯に溶け入りし天の川 .....kumiko

9月も中旬に入り、泉州地域も祭のシーズンに入った。今週末にはトップをきって、勇壮な岸和田だんじり祭りが始まる。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

白露~兼題「螇蚸」


今週のNHK俳句の兼題は、「螇蚸(ばった、はたはた)」。

明日は、二十四節気の「白露」。草の葉に白い露が結ぶ頃という意味で、夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのだという。「白」というと、霜や雪を思いがちだが、中国では、白は秋の色なのだそうだ。
9月に入り、北寄りの心地よい風が入るようになり、朝晩もめっきり過ごしやすくなっている。まだまだ日射しは厳しいものの、湧き立つ積乱雲はすっかり姿を潜め、ここ数日は、秋雨前線の影響で、雲の多い天候が続いている。
今日も、早朝に降った雨は上がったものの、雲の垂れこめた空が拡がっている。

庭の草花も、少しづつ秋の気配を見せ始めている。
こちらは、シャドウガーデンで育った萩。たおやかに伸びた枝に無数の蕾を付け、その一部が、赤紫色の可憐な小花を咲かせ始めている。
s-480IMG_8867.jpg

また、庭のそこここでは、実生したコスモスも、早いものは、柔和な薄桃色の花を開き始めている。

さて、兼題の「螇蚸(ばった、はたはた)」である。

通常バッタは、カタカナで表現されるが、俳句ではいろいろな表現が試される。漢字では、「螇蚸」が代表格のようだが、私のIMEでは、出てこない。私愛用の歳時記では、「飛蝗」となっていて、こちらはIMEで出る。また、はたはたは、「蟿螽」の文字が充てられている。また、虚子編「季寄せ」では、ひらがな表記「ばつた」となっている。また、その羽音から「きちきち」とも表現されるのだという。

螇蚸(はたはた)の蹴る土白く干割れ畑 .....akira

新芽喰うおんぶばったの顔憎し .....kumiko

時として作物に大きな被害を齎すバッタだが、バッタもまた自然に翻弄されながら、必死に生きているのに過ぎない。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

佳作句~兼題「相撲」


今週のNHK俳句の兼題は、「相撲」。

8月も明日で終わり、関東以北の天候不順は依然続いているようだが、当地では、まだまだ厳しい残暑が続いている。
今朝も少し雲の多いものの、暑くなりそうで、風のない湿度の高い空気は、霞がかかったような景色を描ている。

さて、たびたび私ごとで恐縮だが、先月の私の句の佳作入選に続いて、またまた嬉しい知らせが届いた。
今月19日に発売されたテキスト「NHK俳句」9月号に、7月放送の兼題「金魚」に応募した家内の句が、佳作として選定頂き、掲載された。先月、先々月の私の入選に続いての入選に、喜びもひとしおである。
s-480IMG_20170830_0001.jpg

< 選定句 >
佳 作
櫂 未知子 選
「金魚追う老人の目は透きとほり」 .....kumiko

この投句の記事は → こちら

さて、兼題の「相撲」である。

今や、年中行われている大相撲の興業だが、相撲は俳句では初秋の季語だという。古くは、奈良・平安時代、毎年陰暦7月(新暦の8月頃)に宮中で相撲節会(すまいのせちえ)が行われたため、秋の行事ということになったのだという。また、江戸時代になると、全国各地で相撲は盛んに行われ、それらは大概、秋祭に合わせて行われる事が多かったそうだ。
天覧相撲と違い、収穫の喜びとして行われる秋祭の草相撲こそが、秋の澄んだ空気にふさわしいと、私は思う。

草相撲土俵たわらの真新し .....akira

新藁で編まれた青々とした土俵は、豊穣の大地の恵みの証でもあったのだろう。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

処暑~兼題「秋祭」


今週のNHK俳句の兼題は、「秋祭」。

今日は、二十四節気の「処暑」、暑さが和らぐ頃という意味で、厳しい暑さは峠を越し、朝夕には涼風が吹き始める時期だという。
とは言っても、一旦途切れた連日の熱帯夜も戻り、寝苦しい夜が続いている。一方、東日本では、ぐずついた天気が続いていて、実りの秋への影響が心配されている。

それでも、いつの間にか煩かった蝉しぐれはいつの間にか静まり、木々に育った青い実は、日に日にその大きさを増し、実りの季節に備えている。
庭の菜園の一角でも、今年は不出来のヘチマの青々とした蔓と絡まりながら伸びた山芋の蔓にむかごの子が鈴なりになって育っている。
s-480IMG_8613.jpg

さて、兼題の「秋祭」である。

収穫祭でもある秋祭、秋の季語ではあるが、実際の秋祭は10月に入り、稲刈りが終わる頃のイメージが強く、季節先取りとはいえ、残暑厳しいこの季節どうも馴染みがよくない。

囃子の音消え入る空へ秋祭 …..akira

重箱もご馳走踊る秋祭 …..kumiko

今日も、不安定な天気だというが、祭囃子の似合う澄み渡る空が恋しいこの頃である。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

夏空秋空~兼題「夕焼」


今週のNHK俳句の兼題は、「夕焼」。

お盆に入り、30日以上続いた大阪の熱帯夜連続記録も、やっと途絶えた。といっても、相変わらずの高湿度は続いており、寝苦しい夜はまだまだ続きそうだ。

先日の蓮池上空に拡がる空。
s-480IMG_8337.jpg
時折雷を伴う雨を齎す夏雲の上空には、秋の雲が見えていた。

さて、兼題の「夕焼」である。

小さかった子燕もすっかり大きくなり、蓮池の上空を飛び交う姿は、もうすっかり秋の渡りの備えも万全のようだ。
夕暮れになると、蜩の寂しげな鳴き声が響く空にアキアカネが群れ飛ぶ姿を見かけるようになった。

夕焼に染む背の丸く畑を鋤く …..akira

夕焼は茅渟の海をも染め尽くし …..kumiko

阪南市の前海は、古くから茅渟の海として親しまれてきた。その海に沈む夕日は、「夕陽百選」にも選定されている。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

検索フォーム

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

当サイトQRコード

QR