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穀雨~兼題「春の鳥」


今週のNHK俳句の兼題は、「春の鳥」。

明日は、二十四節気の「穀雨」。この時期に降る雨を、百穀を潤し芽を出させる春雨として 「百穀春雨」といわれたところからが由来だそうだ。
次の二十四節気が「立夏」だから、暦の上では、春も終盤に入ったこととなる。
一昨日夜半の、嵐のような雨と風に、花茎ごと散ってしまった桜は、しっかりと葉桜になり始めた。
蓮池も、満水に近くなり、中央の突堤も水没し、一面の大きな池の姿を見せている。
その奥山の木々も、若緑の葉を日に日に増やし、今朝は、未明に降った雨に潤った瑞々しい若葉を、朝日に透かせていた。
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その木々を縫うように、燕が滑空するのを捉えた。
(写真左端中ほどの小さなシルエットなのだが、おわかりいただけただろうか。)

さて、兼題の「春の鳥」である。

選者の夏井さんも、解説のなかで述べられているが、鳥の名前や「囀り」「鳥の恋」などの鳴き声や行動パターンを表す季語と比べて、兼題の「春の鳥」は、漠然として、単純明快なのに、使いこなすのは案外難しい。

春の鳥ときめく恋の声悲し .....akira

土起こし待っていたよな春の鳥 .....kumiko

たどたどしかった鶯の鳴き声も、透き通るような美しい音色となり、短い春は、一気に若葉の季節へと駒を進める。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

春の命は桜花の如し~兼題「菫」


今週のNHK俳句の兼題は、「菫(すみれ)」。

満開となった桜が散り始めた。今年は、開花が遅れたこともあり、満開までの期間があっという間だった。併せて、満開の時期に天候不順が続き、桜の花が栄える青空が拡がる時間がほとんどなく、桜の花を堪能する時も、短期間で過ぎ去った感じだ。

おまけに、ここ数日は、花冷えで、小鈴の朝の散歩にも、しまい掛けたセーターを引っ張り出して着込んで出かけている。
春の心地よい気候は、例年あまり続かないようで、週末には、初夏のような汗ばむ陽気となるそうだ。

さて、兼題の「菫」である。

野山に自生する菫を見た記憶がない。おそらく見ているのだが、気づいていないのかもしれない。
これは、我が家の庭に自生する園芸種ニオイスミレをkumikomamaが絵手紙にしたもの。
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可憐な花姿に似合わず、しっかりとした太い根を持っていて、通路のあちこちで踏まれながらも、逞しく育ち、早春、まだ冷たい風に曝されながら、消え入りそうな小さな花を健気に付ける。

手を藍に染めて俯(うつむ)く菫草 .....akira

大鉢に小さき菫寄せてみる .....kumiko

春の訪れを告げるように咲く菫の花は既に終わり、残された若葉は、逞しく、春の草花の咲く地表を、覆い始めている。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

夜桜もよし~兼題「春の夜」


今週のNHK俳句の兼題は、「春の夜」。

昨日は、二十四節気の「清明」であった。二十四節気のなかでも、マイナーな「清明」は、中国の「清明節」が起源とされ、春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したものだという。
この頃は、万物が若返り、清々しく明るく美しい季節であり、また、桜の花が咲きほこり、南の地方ではつばめが渡って来る頃でもあるという。

朝晩は、まだ肌寒いものの、日中はすっかり春本番の暖かさとなり、遅れていた桜の花も、少しづつ咲き始めている。
小鈴の散歩で通る、住民センター入口脇の桜も、2分咲きほどとなり、春の淡い青空を背景に、可憐な花姿を見せていた。
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また、昨日夕方、蓮池の上空を滑空する燕の姿を見かけた。斜面地のムサシノケヤキで寛ぐヒヨドリのつがいをしり目に夕闇迫るなか、猛スピードで飛び交う燕は、本格的な春の到来を告げるようだった。

さて、兼題の「春の夜」である。

「春の夜」、その物憂げで、甘美な世界は、唱歌「朧月夜」に端的に表されていると思う。

菜の花畠(ばたけ)に、入り日薄れ
見わたす山の端(は)、霞(かすみ)ふかし
春風そよふく、空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて、におい淡(あわ)し

里わの火影(ほかげ)も、森の色も
田中の小路(こみち)を、たどる人も
蛙(かわず)のなくねも、かねの音も
さながら霞(かす)める、朧(おぼろ)月夜


また夜桜も、春の夜を妖艶に包む。薄紅のその花は、薄明りに照らされ、もののけの気配さえ誘引しそうな世界を醸し出す。

音も無く眠れぬ春の夜は更けて .....akira

風温し街に灯燈る春夜なり .....kumiko

寒さが一段落し、心地よい春の夜の訪れは、一方、春雨のシーズンインでもある。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

春風~兼題「ぶらんこ」


今週のNHK俳句の兼題は、「ぶらんこ」。

3月も残り僅かとなり、各地から桜の開花の便りが届き始めている。
ところが、比較的温暖な気候の当地の桜はというと、まだまだ花芽の先をピンクに染め始めた程度で、開花には暫くかかりそうだ。
それでも気候も、寒暖を繰り返しながら少しづつ暖かくなっており、小鈴の朝の散歩も、厚手のダウンにお世話になることもなくなった。
十日程前までは、吹く風も冷たく思えたのだが、蓮池を渡る風は、春の息吹を載せ、思わず深呼吸したくなるような心地よさを届けてくれる。
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さて、兼題の「ぶらんこ」である。

俳句に登場するブランコには、種々な呼び名が存在するようで、調べてみると、鞦韆(しゅうせん)、ふらここ、ブランコ、ふらんど、ゆさはりなど、特に鞦韆、ふらここは古来からよく用いられたようだ。それぞれの意味に違いはなく、詠み手の印象、語韻により使い分けられたのだという。
ぶらんこを思いきり漕ぎ、春の風を体全体で感じ、空中に遊ぶ気分は、この季節ならではのものだと思う。

風を呼ぶブランコ揺れて頬染めて .....akira

ふらここに野良着の母の迎え来る .....kumiko

最近、近所の公園のブランコが更新され、カラフルな色になったのだが、少子高齢化が進む当地では、そのブランコが揺れる姿を見るのも、稀になってしまっている。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

桜の開花~兼題「百千鳥」


今週のNHK俳句の兼題は、「百千鳥(ももちどり)」。

春分を過ぎたと思ったのに、昨日から、寒の戻りのような風の冷たい気候となり、早朝の小鈴の散歩にも、しまい掛けていた厚手のダウンを引っ張り出して着込んで出かけた。

斜面地のムサシノケヤキも、細い枝を剪定され、武骨な枝を露呈しているのだが、動きかけた新芽も、この寒さに一服状態で、若緑の芽吹きが見れるのは、当分先になりそうだ。
その見晴らしの良くなった枝先は、小鳥たちの格好の休息場所となっており、この時期には、つがいとなって訪れることも、よく見かける。
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ただ、背景に拡がる空は、もうすっかり春の色になっており、緩く霞んだ景色も、すっかり春の様相となっている。

昨日あたりから、桜の開花宣言が届き始めた。近くの桜の木は、まだ蕾固し、といったところだが、この寒さが過ぎる頃には開花となるのだろうか。

さて、兼題の「百千鳥」である。

選者の夏井さんの解説によると、「季語の「百千鳥」とは、春になり鳥たちが鳴き交わすさまをいうのだが、その「囀り」にみられる鳴き声だけではなく、羽ばたき、蹴る枝々の動き、揺れる春光などを想像させる力が内包されている」という。

蓮池の水面さざなみ百千鳥 .....akira

静寂を打ち消したるや百千鳥 .....kumiko

太陽の高度も、日に日に高くなり、早朝降りた薄い霜も、あっという間に消し去り、春の陽を返す蓮池の水面は、今日も眩しく輝いている。(akira)

theme : 俳句
genre : 趣味・実用

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