2018.10.10
寒露~兼題「鰯」
今週のNHK俳句の兼題は、「鰯」。
一昨日は、二十四節気の「寒露」。秋が深まり、露が冷たく感じられる頃だという。「秋分」を挟んで、「白露」と「寒露」、露による季節の変化を、秋の深まりを見るということか。
台風の発生もようやく沈静化し、やっと秋らしい気候となってきた。ここ数日は、台風の齎した南の暖気による30度近い気温の日が続いたが、今日は雲の多い空模様となったものの、気温も湿度もこの時期らしい気候となっている。
先日の小鈴の散歩道、夕暮れの空一面に羊雲がたなびいていた。
さて、兼題の「鰯」である。
秋の魚と言えば、先ず思い当たるのが「秋刀魚」であろう。また、昔から並んで親しまれた魚が「鰯」であり、多くの句が詠まれているようだ。
鰯焼く煙昇りて森蒼し .....akira
キラキラと鰯の鱗跳ねる朝 .....kumiko
秋の雲の例えに、「鰯雲」「鱗雲」「羊雲」などがある。鰯雲と鱗雲は同じもので、羊雲は、低い位置に発生することにより大きく見えるのだと言う。(akira)
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