2017.12.27
年の瀬~兼題「日記買ふ」

今週のNHK俳句の兼題は、「日記買ふ」。
クリスマスも終わり、今年も5日を切った。今年2度目の風邪は、一向に治る気配が見えず、おまけに家内にまでうつしてしまったようで、年末の忙しい時期、なかなか事が捗らない。
先週末緩んだ寒さも、ここに来てまた真冬の寒さとなってきて、北国ではまた豪雪が心配されている。
今朝も北寄りの冷たい風の吹く寒い朝を迎えていて、時折真っ黒な雪雲が足早に通り過ぎる。
これは、昨日の蓮池の上空。

雪を伴って行く黒雲は、時折時雨を齎し、ただでさえ遅れがちな年末の作業も、滞り気味となる。
さて、兼題の「日記買ふ」である。
新たな年への準備の品を買い求める、手帳、カレンダー等々、ただ日記に関しては、続ける自信がないから、若い頃以降、買い求めた記憶がない。
鬢(びん)白く皺(しわ)深く歳の日記買ふ .....akira
今年は特別多忙だった年末、多くの事にチャレンジした1年でもあった。当ブログも、細々ではあるが続けることができたのも、読者の皆様の暖かな見守り有っての事、来年も暖かく見守って頂ければ、幸いである。(akira)
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2017.12.20
赤い色は冬の灯火~兼題「クリスマス」

今週のNHK俳句の兼題は、「クリスマス」。
明後日は、二十四節気の「冬至」。1年で夜が最も長い日で、この日以降は、日に日に昼の時間が長くなっていくこととなる。中国の「易経」では、冬至のことを一陽来復とも言い、衰えていた太陽の力が再び勢いを増し、そのため、新しい年が来るという意味の他に、悪いことが続いた後に幸運に向かうという意味も込められているのだという。
真冬の寒さ並みの日が断続的に続き、このまま年を越しそうな感じで、ここ数年ひかなかった風邪を12月に入り2度もひいてしまい、散々な年末となっている。
年末に入り、庭の木々も完全に葉を落とし、咲く花の数も格段に減少し、褐色の部分が多くなっている。そんな冬の庭にあって、赤い色を持つ葉や実は、冬ざれた庭のおいて温もりを演出してくれる。
特にオタフクナンテンの赤い葉は、冬の寒さにあたり、その赤さを一層輝かせ、庭を明るく灯してくれる。
玄関では、家内が寄せ植え教室で手に入れたポインセチアが、赤い葉と緑の葉で、クリスマスムードを演出している。

さて、兼題の「クリスマス」である。
最近では、「ハロウィン」が終わると、すぐに「クリスマス商戦」に突入するようで、11月の中頃からクリスマスの飾りつけが目立つようになる。欧米では、この時期の売り上げが年間の1/3を占めるという。
クリスマスキャロル消え入る闇蒼し .....akira
孤食にもチキンがひとつクリスマス .....kumiko
クリスマス寒波は、雪を積もらせ、ホワイトクリスマスを演出する。ただ、今年は既に寒波が襲来して、豪雪で知られる青森の酸が湯では、既に積雪が2mを越えたという。先が思いやられる長い冬の始まりである。(akira)
2017.12.13
真冬の寒さ~兼題「氷柱」

今週のNHK俳句の兼題は、「氷柱(つらら)」。
まだ12月の中旬に入ったところだというのに、ここのところ、真冬並みの寒さと言われる、最高気温が10度を下回る日が続いている。おまけに北西寄りの冷たい風が吹き、体の熱を奪われ、余計に寒さが身に染みる。
数日前には、霰交じりの雨、昨日は雪が舞い、北国からは豪雪のニュースが届き、日本全土が一気に真冬に入ったようだ。
一昨日の蓮池。

鉛色の空を映した湖面は、細波を立て、いぶし銀の光りを返し、野鳥たちのシルエツトを浮き立たせていた。
真冬並みとはいえ、この湖面が凍るのは、もう少し先だ。
さて、兼題の「氷柱」である。
どちらかと言うと、大阪でも和歌山に近い当地では、氷柱を見ることはめったにない。
真冬の気候といえども、まだ12月、北国でも本格的な氷柱のシーズンには、いささか早いように思う。
氷柱越し透けし世界の輝きて .....akira
初氷柱口に入れ来る昭和の子 .....kumiko
今年も残すところ20日を切った。慌ただしい歳末も、あっという間に過ぎようとしている。(akira)
2017.12.06
正月の準備~兼題「年の市」

今週のNHK俳句の兼題は、「年の市」。
明日は、二十四節気の「大雪(たいせつ)」、山岳のみならず、平野部でも降雪のある時節ということから大雪といわれたもので、このころになると西日本でも初氷が観測されるという。
この頃は、最高気温が10度を下回る日があり、12月上旬としては異例の寒さとなっていて、小鈴の散歩も、厚手のコートに手袋、マフラー、ニット帽と、完全に真冬の格好となっている。
庭の彩の主役も、秋のコリウスから、葉牡丹やガーデンシクラメン、ビオラなどの冬の花へ衣替えしつつある。

特に、kumikomamaが種から育てた葉牡丹は、冬の寒さに曝され、一段と彩を濃くしてきている。
さて、兼題の「年の市」である。
丁度1週間先、13日は、「事始め」。お正月の準備に入る日で、京都花街では、芸子舞子が着飾り舞の師匠宅を訪問する姿がニュースで報じられる。
この時期、社寺仏閣では「終い〇〇」「納めの○○」と称する、今年最後の市が開かれ、正月用品などを買い求める客で賑わう。
靴音も忙(せわ)しく交わす年の市 .....akira
師走と言われる年末、退職後は、いつもと変わらない年末だったが、今年は何かと忙しく、慌ただしい年末となっている。(akira)