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夜明け前~兼題「息白し」


今週のNHK俳句の兼題は、「息白し」。

連日、季節をひと月ほど遡ったような気温の日が続いている。
昨日は、年賀状の受付が始まり、季節外れの気温とは関係なく、着実に年末が近づいている。
この陽気も、今日から週末に掛けては、この時期らしい寒さが戻るという。

本来ならこの時期、夜明け前や、日没後に気温が下がると、吐く息が白く見える日があるのだが、今年の冬は、未だ無いようだ。

昨日の、日の出前の蓮池も、冬の厳しさを感じることは無く、まだ明々と灯る街燈の明かりが、無風でほとんど鏡面となった水面に揺れていた。
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僅かに水面から頂部を出した突堤の上では、既に飛来した鷺が、冬とは思えない、穏やかな水面にその影を落とし、その長い首ををゆったりと動かしながら、獲物を狙っていた。
s-480IMG_0648.jpg

さて、兼題の、「息白し」である。

暖かい地方で暮らす私などは、朝晩のピーンと張り詰めたような冷えた空気に、吐く息が白くなると、寒さを実感すると同時に、何故か心地よく思えたりする。
その白く染まった息に、淡い冬の陽が掛かると、また、殊更美しく思えるのである。

息白く紫紺残照透かし見ゆ .....akira

犬歩む畦道白し息白し .....kumiko

白い息も、霜の降った畦道もまた、冬の寒さを教えてくれる、自然の指標なのである。(akira)
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theme : 俳句
genre : 趣味・実用

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