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冬を迎えた上高地の旅


昨日、一昨日と昨年も訪れた、上高地へ出かけた。
例年、11月3日は、晴れの特異日であり、それを狙って日程を組んだのだが、あいにくの天気となってしまった。

先ず、初日は名古屋から、臨時運行された、急行「中山道トレイン」に乗車。最初の目的地の奈良井宿に向かった。
列車の中は、鉄道マニアで満員で、車窓からゆっくりと紅葉に染まる木曽路を楽しむでもなく、途中駅に着くと、カメラを持った撮り鉄ファンが通路をウロウロ。車外では、撮影スポットに陣取ったカメラマンの望遠レンズが一斉にシャッターを切る様子が車窓を流れてゆき、落ち着かない旅のスタートとなった。

奈良井宿に着くと、綺麗な紅葉が出迎えてくれた。
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スタート時は、曇り空だったが、散策の途中、時折霧雨が降ってきた。

奈良井宿は、旧中山道の鳥居峠の上り口から約1㎞にわたり町並みを形成する日本一長い宿場で、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。
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休日ということもあり、通りは観光客で賑わっていた。

板塀には、わらじやほうずきが自然体にディスプレイされ、当時の旅籠のイメージが醸し出されていた。
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奈良井宿を出る頃には雨も本降りとなり、その後予定していた、新穂高ロープウェイ行きも中止し、早めに宿入りした。
宿のフロントで聞くと、新穂高ロープウェイは悪天候のため運転見合わせとなっているという。以前から上高地を訪れるときは、ほとんど同時に訪れるのだが、運休したのは初めてであった。

夜になると雨足は益々強くなり、夜半には、雷を伴い激しさを増した。

翌朝、低く垂れこめていた雲は少し薄くなったものの、時折小雨の降る寒い、上高地行には適さない天候となったが、予定どおり上高地へ向かった。

大正池に着くころには、雨が雪へと変わった。

天気のいい日には、大正池の背後に悠然とそびえる焼岳も、殆どを雲の中に隠し、淡く雪を載せた裾野を少し見せていた。
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いつもは出迎えてくれる鴨の姿はなく、鉛色の空を映した水面は、いぶし銀のさざなみを見せていた。

穂高連峰が在る方角も雲で覆われ時折雲の切れ間に、山裾を覗かせていた。
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いつもは、穂高連峰の一番のビューポイントである田代湿原も、雲が垂れ込め、ただ雨に濡れ褐色の色を増した草原が拡がっていた。
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自然散策路の木道傍の小さな水たまりでは、3羽の鴨が、しきりに水の中に頭を突っ込み餌漁りの最中だった。
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霧雨が雪に変わったような粉雪は、上がった思ったらまた降り、時折強く降る。
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梓川のむこうに見えるカラマツの林。
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紅葉の時期には黄金色の輝きを見せるが、その時期は既に過ぎ、すっかり葉を落した木々は、まっすぐに伸びた幹がきれいなシルエットを見せていた。

梓川の水は、雨の後とは思えないほどいつもの澄んだ流れを見せ、川底の白い石を見せていた。
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白樺の並木は、白い幹を天高く伸ばし、雨に濡れた木肌はより一層白さを際立たせているようだ。
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いつ来ても、その白い木肌は、季節を問わず心を浮き立たせてくれるものがある。

連休中にしては、天候のせいか観光客は少なめだったが、さすが河童橋の周辺はけっこう賑わっていた。
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河童橋に着いた頃から雪が少し強くなり、河童橋も霧に霞んだ様に見えた。
外気温2度。河童橋の袂にある、五千尺ホテルの売店で聞いたところ、今日が初雪とのことであった。

早めにバスターミナルまで戻り、2階の食堂で岩魚の塩焼きを酒の魚に熱燗を少し頂き、ほっと一息、その後帰りの途についた。
閉山前のこの時期に上高地を訪れたのは初めての事だったが、初雪に遭遇することが出来、貴重な体験だった。(akira)





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