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小満~兼題「青嵐」


今週のNHK俳句の兼題は、「青嵐(あおあらし)」。

今週の日曜日は、二十四節気の「小満」だった。陽気が良くなり、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始める時期にあたり、山野の草木が実をつけ始め、走り梅雨がみられる頃でもあるという。
我が家に隣接する蓮池も、梅雨を前に、ほぼ満水となっており、青く澄んだ水面を包む緑の木々も、すっかり夏の様相となっている。
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庭で育つジューンベリーもそろそろ色づき始めていて、木々の緑のなかで、赤い実を風に揺らしている。

さて、兼題の「青嵐」である。

「青嵐」は、青葉の繁るこの時期に吹き渡る強い風のことで、季語としては、「せいらん」とは読まず、「あおあらし」と読むのだという。
この時期の風の季語といえば、「大南風」があるが、随分と趣が違う。「あお」の言葉が齎す、潔癖なイメージは、強い風でありながら、清らかな心を宿す世界へと導く。

青嵐苔むす舳先(へさき)沼深し .....akira

汐の香も山の匂いも青嵐 .....kumiko

暫く続いた夏のような天気は、今日は一段落。朝から雲で覆われた空は、梅雨の走りを思わせる。(akira)


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緑深く~兼題「蛾」


今週のNHK俳句の兼題は、「蛾」。

風薫る5月ももう半ばだが、今年はすっきりと晴れ渡る五月晴れの日が続かない。
今日も朝から薄雲の拡がる空模様となっている。それでも、時折射す日射しは、夏を思わせるような厳しさで、夏本番の近いことを感じさせる。
庭の薔薇の花がピークを迎え、斜面地頂部の擁壁沿いに育った蔓薔薇アンジェラが咲き誇り、その足元をオルレアの楚々とした白い花が包み、日に日に緑を濃くする蓮池の奥山と、その色を映す蓮池の水面とのコントラストが絶妙だ。
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さて、兼題の「蛾」である。

蛾は、蝶の華やかなイメージとは対照的に、陰鬱で暗いイメージがつきまとう。

瑠璃の夜の灯蛾の舞いと銀の燭 .....akira

白壁の大蛾の影に驚きぬ .....kumiko

燈火に誘われるように舞う蛾は、もののけの使いのようで不気味ではあるが、儚い命の舞いは、哀れでもある。(akira)

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風薫る~兼題「新緑」


今週のNHK俳句の兼題は、「新緑」。

二十四節気の「立夏」も過ぎ、暦のうえでは初夏となったわけだが、風薫る五月の風と言われるように、心地よい季節の到来だ。
通年、五月晴れと言って、周期的に訪れる春雨の時期は終わり、晴れの日が続くのだが、今年はなかなか晴れの日が続かず、今日も、昨日からの雨は上がったものの、朝からすっきりしない天気となっている。

庭の草木も、新緑を育み繁らせ、日に日にその緑を濃くしている。
フロントガーデンの奥では、モミジの青葉が雨に濡れ、緑の色を一層濃くし始めている。
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初春から咲き誇った春の花たちは、そろそろ種を結び始め、代わって初夏の花たちが咲き始めた。
薔薇もそろそろ咲き始め、濃くなり始めた緑に、彩を添えている。
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さて、兼題の「新緑」である。

「目には青葉、山ホトトギス、初鰹」、初夏をイメージすると先ずこれが浮かぶ。
新緑の目に優しい輝きは、思わず深呼吸したくなる魔力を持ち合わせているようだ。

新緑を戴く幹の黒々と .....akira

新緑の光と香を載せバス来たる .....kumiko

緑を深くする蓮池の奥山からは、ホトトギスのたどたどしい鳴き声が響き、その新緑を映す水面すれすれに燕が滑空し、初夏の到来を告げるかのうだ。(akira)

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佳作句に選定頂いた


今週のNHK俳句は、第5週のためお休み。

大型連休も後半に入り、鯉のぼりが青空に映える季節の到来である。
昨日は、雑節の「八十八夜」、そして、明後日5日は、二十四節気の「立夏」。
昔から「八十八夜の別れ霜」といわれ、遅霜もそろそろ収束する頃で、夏野菜の植え付けの目安とされた。

我が家でも、先日買い求めた夏野菜の苗を植えるべく、朝から家内は、畝づくりに余念がない。

そんな、大型連休とは縁遠くなった、老夫婦と老犬の生活に、嬉しい知らせが舞い込んだ。
先月20日に発売されたテキスト「NHK俳句」5月号に、3月放送の兼題「卒業」に応募したkumikomamaの句が、佳作として選定頂き、掲載された。夫婦とも久しく入選から遠ざかっていただけに、喜びもひとしおだ。
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< 選定句 >
佳 作
正木ゆう子 選
「卒業の答辞を読みし友は亡き」 .....kumiko


この投句の記事は → こちら

今朝は、少し雲の多いものの、薄日の差す、穏やかな天気となっている。畑仕事には、最高の1日となりそうだ。(akira)

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豊穣の海~兼題「蛤」


今週のNHK俳句の兼題は、「蛤」。

4月も、もう終わり、間もなく大型連休、といっても、365日休日の老夫婦の生活に変わりはないのだが・・
葉桜もいつの間にか、青葉が繁り、廻りの木々の新緑に溶け込み始め、一気に初夏の様相となりつつある。
遅霜を齎した朝晩の冷え込みも、ここ数日は一段落し、日中は少し動くと汗ばむ陽気となっている。
ただ、今朝は雨模様となっていて、うす曇りの空を映す蓮池の水面も、昨日までの青さを失っている。
昼からは、久しぶりの本格的な雨となるようで、成長著しい草木にとっても、恵みの雨となるだろう。

これは、先日の、我が家の庭から、ナニワイバラの咲く隣家の生垣越しに見る大阪湾の遠望である。
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大阪湾は、昔から茅渟の海と言われ、穏やかで、豊穣の海であった。高度成長下、埋め立てや開発で瀕死の状態となったが、自然の回復力は強く、またアマモの定植など人々の努力に支えられ、豊穣の海は回復しつつある。
阪南市の沖では、大阪湾で唯一、海苔の養殖がおこなわれていて、最近マスコミで何度か取り上げられている。

さて、兼題の「蛤」である。

水ぬるむと、いよいよ潮干狩りシーズンに入る。最近まで潮干狩りを趣味とした家内は、この季節になると、潮干狩りをしたくなるようだが、先年田舎での同窓会を兼ねた潮干狩りを最後に、あまり口にしなくなった。

蛤の潮の香満たす白き汁 .....akira

波押して蛤の紋現われり .....kumiko

豊穣の海は、豊かな山河が育むのだという。豊かな自然の山と海に囲まれた阪南市は、人にも生き物にも豊かな恵みを齎す地なのである。(akira)

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