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春の彼岸~兼題「春寒」


明日は、二十四節気の「春分」。二十四節気の中で、「秋分」と「春分」のみが祝日となっている。
ちょうどこの日が、彼岸の中日となる。
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言われるが、きっぱりとここから春となるわけではなく、三寒四温を繰り返し、一雨ごとに暖かくなってくるというのが、通年のことだ。
春に3日の晴れ無しというが、今年の天候はめまぐるしく変わる。
きょうは、朝から快晴となっているが、明日には雨となるようだ。

久し振りのようないい天気、庭の草花の新芽に降り注ぐ日の光も眩しく感じられるようになってきた。
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さて、今週のNHK俳句の兼題の、「春寒(はるさむ)」である。

桜の咲くころにも、朝晩は冷え込むことが多い。今日にも開花かとニュースを賑わしているソメイヨシノの開花宣言だが、開花後も寒さが戻ると、開花の速度が鈍る。

漁火の瞬(またた)く車窓春寒し .....akira

丹精の庭荒らされて春寒し .....kumiko

ゴールデンウィーク頃までは、遅霜の降りることがある。心地よい春の日は、長続きしないものだ。(akira)
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genre : 趣味・実用

三寒四温~兼題「椿」


今週のNHK俳句の兼題は、「椿」。

3月も半ばとなり、この時期らしい気温の続く日が多くなってきた。
それでも、昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、このまま春本番になるわけではないようで、彼岸が明けるまでは、もうしばらく三寒四温の日々が続く。

昨日の朝、空は夕立のような雲に覆われ、雲の薄くなった東の空に、赤く染まった太陽が、水位を上げつつある蓮池の水面をも赤く染めつつ昇った。
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さて、兼題の「椿」である。

山茶花とよく似ていることから、冬のものだと、づっと思っていた。現に、品種によっては、12月に開花するものもある。
ただ、3月頃が椿の盛りのようで、愛用の虚子編「季寄せ」にも、3月の季語として掲載されている。

苔石の窪みに咲きし落椿 .....akira

谷底の煌めく椿狭き空 .....kumiko

今朝も、嵐のような風と雲行きで明けたが、今は早春の日差しが降り注いでいる。(akira)

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水温む~兼題「薄氷」


今週のNHK俳句の兼題は、「薄氷(うすらい)」。

今日は、二十四節気の「啓蟄」。大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃だという。
今年は春の訪れが早いようで、今頃の気温と4月頃の気温の日が短い周期で繰り返す日が続いている。
昨日は晴れだったのが、今日は朝から曇り空夕方から明日にかけては、雨になるという。

この冬は、浅瀬となった蓮池の水面も凍ることはほとんどなかった。
先日の蓮池の朝。
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冬の間水位を落とし浅瀬となっていた蓮池も、先日から少しづつ水位を上げていて、奥山から届く鶯のたどたどしい鳴き声とともに本格的な春の訪れを迎える。

さて、兼題の「薄氷」である。

通常、「薄氷」は、「はくひょう」と読むのが一般的である。薄く張った氷のことで、「薄氷を履むが如し」などと用いられる。
だが、季語では、「うすらい(ひ)」と読むことが多く、春先の厚かった氷が薄くなった状態を言うのだそうだ。
寒い時期でも、「うすごおり」さえ張るのが稀な当地では、なかなか実感のわきにくい季語ではある。

薄氷を透け入る光甕(かめ)に満つ .....akira

泳跡(えいせき)に押し流されて薄氷 .....kumiko

昔から「一雨ごとに暖かくなる。」という。今夕の雨で、蓮池の水嵩も増し、また少し春に近づくのだろう。(akira)

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目白~兼題「鶯餅」


今週のNHK俳句の兼題は、「鶯餅」。

2月も明日で終わり。昔から「1月はいく、2月はにげる、3月はさる」と言われた、年月の特に年度末の過ぎることの早さを喩えたものだが、季節の営みは、行きつ戻りつで、なかなか進まない。
今朝も、雲の多い割には、薄霜の降りた寒い朝となっている。

それでも、季節は着実に進み、梅の花の盛りもそろそろ過ぎようとしている。
昔から、「梅に鶯」と言われる。だが、この時期梅林に花の蜜を求めてやってくるのは、目白のことが多いようだ。
いや、地味な鶯は、目立たないだけかも知れない。
これは、昨年末に、庭のムサシノケヤキにやって来た目白の群れ。
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その色から、鶯と間違われることの多い、目白である。

さて、兼題の「鶯餅」である。

鶯色をした餅だから鶯餅と思っていた。
鶯色をウィキペディアで調べてみると、
「鶯色(うぐいすいろ)とは灰色がかった緑褐色を言う。しかし、抹茶色に近い柔らかな黄緑色を連想する人もいる。前者はウグイスの羽に忠実に取材した色であり、英語のオリーヴグリーン(olive-green未成熟のオリーブの果実の色)に近い。色名として正式に定義・分類されている名称としての「鶯色」。後者はウグイスと同じく春先によく見かけられる野鳥のメジロの羽の色との混同が元。春らしい名前と色の組み合わせのため、商品名などで使用されている「鶯をイメージした色」とある。
また、実際の鶯の色は、鶯色よりもう少し茶色っぽく、「鶯茶」色と言われているそうだ。

風共に鶯餅を頬張りぬ .....akira

貰い来し鶯餅を夫(つま)と分け .....kumiko

鶯餅や草餅、いづれも春の若緑の鮮やかさが目にもお腹にも優しい食べ物である。(akira)

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春の草~兼題「土筆」


今週のNHK俳句の兼題は、「土筆」。

昨日は、二十四節気の「雨水」。雪が雨に変わり、氷が溶け水となり、草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされたという。
折しも、昨日は、久しぶりのまとまった雨となり、気温もこの時期としては、比較的暖かく、春が一足飛びに来たようであった。
それでも、まだ2月、霜の降りる凍える朝もあり、三寒四温を繰り返す日は続く。

褐色の野も、緑の新芽が育ち始め、春の足音は、もうそこまで来ているようだ。
小鈴の散歩道、蓮池下がりの稲田では、切り株を埋めるように芝草が育ち、これが最近では、小鈴の好物となっている。
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早朝の、霜の降りた田んぼに踏み入り、実にうまそうに食べる。

さて、兼題の「土筆」である。

枯れ野にそっと頭をもたげた土筆を見つけると、春の到来を実感する瞬間である。

土筆野を越え来る風と共に来し .....akira

夕陽背に犬を待たせて土筆摘む .....kumiko

まだまだ霜の降りる日はあるだろうが、一雨ごとに、春の足音は近づいてくる。(akira)

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