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春風~兼題「ぶらんこ」


今週のNHK俳句の兼題は、「ぶらんこ」。

3月も残り僅かとなり、各地から桜の開花の便りが届き始めている。
ところが、比較的温暖な気候の当地の桜はというと、まだまだ花芽の先をピンクに染め始めた程度で、開花には暫くかかりそうだ。
それでも気候も、寒暖を繰り返しながら少しづつ暖かくなっており、小鈴の朝の散歩も、厚手のダウンにお世話になることもなくなった。
十日程前までは、吹く風も冷たく思えたのだが、蓮池を渡る風は、春の息吹を載せ、思わず深呼吸したくなるような心地よさを届けてくれる。
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さて、兼題の「ぶらんこ」である。

俳句に登場するブランコには、種々な呼び名が存在するようで、調べてみると、鞦韆(しゅうせん)、ふらここ、ブランコ、ふらんど、ゆさはりなど、特に鞦韆、ふらここは古来からよく用いられたようだ。それぞれの意味に違いはなく、詠み手の印象、語韻により使い分けられたのだという。
ぶらんこを思いきり漕ぎ、春の風を体全体で感じ、空中に遊ぶ気分は、この季節ならではのものだと思う。

風を呼ぶブランコ揺れて頬染めて .....akira

ふらここに野良着の母の迎え来る .....kumiko

最近、近所の公園のブランコが更新され、カラフルな色になったのだが、少子高齢化が進む当地では、そのブランコが揺れる姿を見るのも、稀になってしまっている。(akira)
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桜の開花~兼題「百千鳥」


今週のNHK俳句の兼題は、「百千鳥(ももちどり)」。

春分を過ぎたと思ったのに、昨日から、寒の戻りのような風の冷たい気候となり、早朝の小鈴の散歩にも、しまい掛けていた厚手のダウンを引っ張り出して着込んで出かけた。

斜面地のムサシノケヤキも、細い枝を剪定され、武骨な枝を露呈しているのだが、動きかけた新芽も、この寒さに一服状態で、若緑の芽吹きが見れるのは、当分先になりそうだ。
その見晴らしの良くなった枝先は、小鳥たちの格好の休息場所となっており、この時期には、つがいとなって訪れることも、よく見かける。
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ただ、背景に拡がる空は、もうすっかり春の色になっており、緩く霞んだ景色も、すっかり春の様相となっている。

昨日あたりから、桜の開花宣言が届き始めた。近くの桜の木は、まだ蕾固し、といったところだが、この寒さが過ぎる頃には開花となるのだろうか。

さて、兼題の「百千鳥」である。

選者の夏井さんの解説によると、「季語の「百千鳥」とは、春になり鳥たちが鳴き交わすさまをいうのだが、その「囀り」にみられる鳴き声だけではなく、羽ばたき、蹴る枝々の動き、揺れる春光などを想像させる力が内包されている」という。

蓮池の水面さざなみ百千鳥 .....akira

静寂を打ち消したるや百千鳥 .....kumiko

太陽の高度も、日に日に高くなり、早朝降りた薄い霜も、あっという間に消し去り、春の陽を返す蓮池の水面は、今日も眩しく輝いている。(akira)

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空模様~兼題「春の雪」


今週のNHK俳句の兼題は、「春の雪」。

関西地方に春の訪れを告げる、奈良東大寺のお水取りも終わり、明後日は彼岸の入り。昔から、「暑さ寒さは彼岸まで」と言われているものの、ここ数日は、寒の戻りのような冷たい風の朝となっている。

丁度一週間前も、底冷えのする朝を迎えた。
蓮池の奥山、紀泉の峰々からまさに昇ろうとする朝日の上に、寒い地方で見られる気象現象「サンピラー」に似た現象が見られた。

サンピラーは、本来冷えた空中に漂う氷の粒に太陽の光が照り、垂直の光の柱のように見える現象なのだが、比較的温暖な当地で見られたのは、また違った現象によるものかもしれない。
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ただ、春の空気と冬の空気がせめぎあいするこの時期、紀泉山脈の上空に一瞬描かれた空模様は、気象の不安定さを象徴するような出来事だった。

さて兼題の「春の雪」である。

選者の堀本さんの解説によると、「春の雪は、冬の季語である雪よりも、どこか華やぎをまとい、明るく、解けやすく、儚い」。
「雪月花」に象徴される四季の美しさ、とりわけ春になり降る雪の、淡さ儚さは、殊更、その可憐さを醸し出す。

春の雪はらりと消えし猫つぐら .....akira

お別れのもみじの手にも春の雪 .....kumiko

また一方、季節外れの雪は、進みかけた春の歩みを、冬へと引き戻す元凶ともなる。(akira)

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啓蟄~兼題「卒業」


今週のNHK俳句の兼題は、「卒業」。

5日は、二十四節気の「啓蟄」だった。大地が暖まり、冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃で、菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところも多いという。
また、春一番の雷を「虫出しの雷」と言い、俳句の季語にもなっているようだ。

先日の3月下旬のような暖かさから一転、ここ数日は、寒の戻りのような日が続いている。昔から、この時期は、三寒四温を繰り返して暖かくなると言われてきたが、こうも寒暖差が大きいと体に堪える。
それでも、木々の芽や草花の新芽は、日に日にその大きさを増し、庭の春の花も、寒風に耐えながら、その数を増やし、春色に染め始めている。
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さて、兼題の「卒業」である。

選者の正木さんの解説を引用すると、「野も山も眩しい春の光に溢れ、さまざまな花の咲くこの頃、卒業という別れと、新しい世界への期待が入り交じった、あの浮遊するような心地は。。。」

卒業の嬉しめでたし後淋し .....akira

卒業の答辞を読みし友は亡き .....kumiko

卒業の悲喜こもごもも、遠くて懐かしい思い出となってしまった。(akira)

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春を呼ぶ~兼題「梅の花」


今週のNHK俳句の兼題は、「梅の花」。

今日から3月、関西に春の訪れを告げる、奈良東大寺二月堂の修二会(お水取り)が始まった。
クライマックスの夜空を焦がす大松明で知られるこの行事は、14日まで続き、それが終わる頃には、関西に春が訪れるという。
風はまだまだ冷たいものの、日差しは日に日にその強さを増し、木々は新芽を色づかせ、草花は早春の花を咲かせ始めている。

フロントガーデンのシンボルツリー、アカメソロの新芽も、固く閉ざしていた小さな黒い芽が、春の日差しの温もりにほだされるように、赤茶色に染め、日増しにその大きさを増している。
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さて、兼題の「梅の花」である。

菅原道真が愛でたことで、天満宮のシンボルとなっている梅の花。まだまだ風の冷たい時期、褐色の寒々とした木々の中に、春の訪れを知らせるように、花を咲かせる梅の花は、古来から春を待ちわびる人々に愛されてきた。
桜の華やかさとは対照的に、楚々として老練なその佇まいは、寒風に佇むその姿と相まって、心に染みる美しさを醸し出す。

白梅の透く肌の如風清し .....akira

故郷の白梅咲きて海遥か .....kumiko

梅の花もそろそろ終わりを告げ、黄色い春の花が野原を染め始めた。(akira)

(追伸)
本ブログも、今日で4年目に入った。
当初は、小鈴と老夫婦でスタートし、毎日更新していたものの、昨年からは、ほぼ週刊となっている。
それでも、引き続きご愛読下さる皆様の支えにより、細々ながら継続でき、4周年を迎えられたこと、大変喜ばしい限りである。
今暫くは、この形で継続したいと思うので、末永くお付き合い頂ければ幸いである。(akira)

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